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新宿少年サッカークラブ

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練習・試合の前にチェック

思わぬケガを防ぐためにも、準備をしっかりしましょう。

朝食は摂りましたか? 朝食は一日のエネルギー源として体のリズムを整える上で重要です。特に炭水化物は体と脳の活動のためには欠かせません。バランスよく摂りましょう。
よく眠りましたか? 睡眠不足は大敵です。脳の動きも悪くなり、集中力の低下から思わぬケガを引き起こすこともあります。
トイレにはいきましたか? 運動中に行きたくても行けない状況は集中力の低下に繋がります。
体調は悪くないですか? 睡眠不足、体調不良など調子の悪い状態は顔色や表情にでます。お子さんの状態を気をつけて見てあげましょう。
動きやすい服装ですか? 伸縮性に富み、汗をよく吸い、蒸れない素材を選びましょう。
靴は足にあっていますか? サイズはもちろん、足があたって痛いところはないか、靴紐はゆるんでいないかなどチェックしましょう。
水分補給はしましたか? 運動前には水分をとる必要があります。のどが渇いていなくてもコップ一杯の水を飲んでおきましょう。
ケガをした部分は治っていますか? 治らないまま運動を始めると悪化させることもあります。無理は禁物です。
ウォーミングアップはしましたか? まずは準備運動などで体を慣らすことが必要です。故障しやすい部分はストレッチなどで入念に筋肉を伸ばしておきましょう。

RICEをご存知ですか?

RICEとは応急処置の基本といわれ、捻挫や打撲などスポーツの際におく起こるケガの多くに対応できる方法です。 ケガをした初期の段階でRICEを実行すると、内出血や腫れ、痛みを抑えるのに効果があります。

REST…安静

受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。 その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。

ICE…患部の冷却

冷やすことで痛みを減少させることができ、また血管を収縮されることによって腫れや炎症をコントロールすることができます。 氷入りのビニール袋や氷嚢がベスト。直接あてて冷たすぎる場合はタオルでくるむ。 氷などがない場合にはとりあえず濡らしたタオルや、コールド・スプレー、水道水で冷やしましょう。

COMPRESSION…患部の圧迫

適度な圧迫を患部に与えることで腫れや炎症をコントロールすることができます。 痛めたところを冷やしている上からやや強めに包帯で巻きます。 強く巻きすぎると血行が悪くなったり神経が圧迫されるので気をつけましょう。 巻いた先の手足や指がしびれてくるようになったら包帯を少し緩めるように。

EVALATION…患部の挙上

心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。 椅子や台、クッションなど手頃な高さのものを探して患部を乗せておくようにしましょう。

RICEで対応できるケガ

捻挫

足首や膝などをひねった場合に起こるもので、サッカーでは足首の捻挫が非常に多く見られます。 足首の捻挫は放っておくとクセになりやすいため、最初の処置が肝心といわれています。 まずはRICEによる処置を行い、必要な場合には医師の治療を受けるようにしましょう。

打撲

プレー中に転んだりキックされた時、手や足を強く打ってしまうことがあります。 表面上に傷はないように見えますが、皮下組織が傷ついて腫れたり、充血したりします。 青あざになって気が付いたという程度ならよいのですが、ひどくなると動かすことができないこともあります。 まずはRICEを行い様子を見るようにしましょう。 形が変形している、痛みが強い、腫れがひどくなってきたなどの場合には 骨折、脱臼、靭帯損傷などが考えられるため、速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。

骨折

接触プレーの多いサッカーでは選手同士が接触、転倒した際に起こります。 少年期では足の骨折よりも、転んだ時に手をついて手首や腕を骨折する場合が多く見られます。 RICEなどの応急処置を施したにも関わらず、顔色が悪い、唇が白くなる、吐き気がする、 間接的に痛みを感じるなどの症状がある場合には骨折の疑いがあるので、すぐに病院にいきましょう。
・動かさないように冷却する。傷があれば止血・消毒も忘れずに。
・添え木は身近なもので代用。骨折していると思われる箇所を固定してすぐ病院へ。

脱臼

転んだ時やぶつかったとき、腕をひねった時などに間接が正常な位置から完全にずれたものです。 スポーツで脱臼が起こりやすいのは肩です。素人判断で整復せずに専門医の診察をうけましょう。
・患部を動かさないようにきちんと固定します。肩の脱臼はひじの関節が90度に腕が胸の前にくるように曲げ、 三角巾でつるして患部を安静に保つようにします。
・患部に氷、アイスバックなどを当てて冷やす。早く病院で処置を受けること。

突き指

よくあるケガなので簡単に考えがちですが、骨の間接の靭帯の捻挫や腱・靭帯の断裂、脱臼・骨折など起こしている場合もあるので注意が必要です。 たとえ軽症でも適切な処置をすることが大切です。
・患部を動かさないようにします。軽く曲げた状態でテーピングなどで固定します。
・氷やアイスノン等で冷やしましょう。
注意! 突き指した指を引っ張ることは絶対にダメです!かえって症状を悪化させることになりかねません!

熱中症対策

梅雨が明け、急激に気温が高くなる7月下旬~8月上旬にかけて多く発生するのが熱中症です。 夏の暑い時期は天候と体調を合わせて考慮し、無理をしないようにしましょう。

熱中症とは?

熱中症とは、暑さが引き起こす障害の総称で、程度により熱疲労、熱けいれん、熱射病などに分けられます。 重症の熱射病になると体温が上昇、意識障害をおこし、内臓にも障害を起こし死に至ることもあります。 従来、医学的には治療方針をたてる上で、暑熱障害、熱症として、以下の3つの病態に分類されています。

(1)熱疲労(heat exhaustion)…体内の水分不足が原因

症状: 倦怠感、脱力感、めまい、吐き気、失神、頭痛、顔面蒼白になるなど
処置: 木陰などの涼しい場所に寝かせ、衣服などをゆるめて水分を補給します。

(2)熱痙攣(heat cramps)…大量発汗などで体内塩分が急激に失われることが原因

症状: 痛みを伴った手足などの痙攣、こむらがえりなど
処置: 塩分の含まれるスポーツドリンクなどをたっぷり補給します。また痙攣が起きたところを冷やすと楽になります。

(3)熱射病(heat stroke)…体温調節機能停止が原因

症状: 疲労感、めまい、頭痛、吐き気、汗がでない、意識朦朧、反応低下、言動変化
処置: 一刻も早く体温を下げ、すぐに救急車を呼びます。

熱中症はどういう状態の時に起こるの?

熱中症は暑さにより高齢者から幼児に起こるものや、暑さの中での労働やスポーツ等の活動中に起こるものがあります。 スポーツ活動中に起った熱中症では、体内の筋肉から大量の熱の発生と脱水などの影響により、寒い環境でも発生することがあります。

真夏の炎天下のサッカーはひとつ間違えば生命の危機にさらされるほど過酷なものです。 子ども達の動きや様子がおかしいなと感じた場合には無理をさせず、風通しのいい涼しいところで休ませたり、 たっぷり水分補給をさせるなど、注意しながら指導していますが、 ご家庭でもお子さんの体調管理に気を使っていただけるようお願いいたします。

・睡眠不足は禁物です。熱中症を引き起こしやすくするだけではなく、疲労の蓄積から集中力の低下などによってケガなども多くなります
・日頃から睡眠状況を把握しておいてください。
・水分補給はこまめに。夜寝る前と朝起きた時にコップ一杯の水を飲む習慣があるとよいそうです。
・休憩時にはユニフォームのすそをパンツから出して空気が循環できるようにしましょう。また、すねあてをはずし、ストッキングも足首まで下げるようにして休むようにするとよいでしょう。

応急手当について

スポーツにケガはつきもの…。いざという時あわてないために、適切な応急手当の方法を確認しておきましょう。 また、少しでも不安がある場合は、早めに医師の診断・治療を受けるようにしましょう。

すり傷・きり傷

傷口が細菌に感染したり化膿したりしないよう処置をしましょう。
(1) 流水で傷口の泥や石、ゴミなどを洗い流し清潔にする。
(2) 滅菌ガーゼや清潔なタオルで傷口の水気を拭いてからオキシドールなどの外傷用消毒液で消毒する。
(3) 傷口を十分乾燥させ、必要に応じてガーゼや絆創膏などで処置をする。
(4) 出血がある場合には清潔なガーゼやタオルで傷口を圧迫し止血する。 なかなか止まらない場合や傷が深く大きい場合には、速やかに病院で処置を受けるようにする。

鼻血

あわてて首の後ろを叩いたり鼻の奥まで詰め物をするのはやめましょう。
(1) あごを引いて、血が出ている側の小鼻を押さえるか、親指と人差し指で鼻をつまみ、鼻腔をふさぐ。
(2) 出血がとまるまで前かがみの姿勢で座って楽にする。
(3) しばらくしても出血がおさまらない場合には、冷水で冷やしたタオルなどで鼻や顔面を冷やす。
(4) 通常15分~20分程度でおさまるが、長時間止まらない場合には医師の診断を受ける。

筋肉痙攣(こむら返り)

突然ふくらはぎが突っ張る感じがして激しく痛みを伴い、動かすことができなくなります。よく「つった」と表現されます。
(1) つっている筋肉を伸ばす、あるいは強く圧迫する。いずれかの方法で痛みを軽くするようにする。
(2) 症状が和らいできたら、軽くストレッチやマッサージをして温めておく。
(3) 一度起こすとクセになりやすいので、運動の際にはウォームアップとクールダウンを意識して十分に行うようにする。

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